| バマコとは、西アフリカにあるマリ共和国の首都のことであり、この街で生活する人々の日常生活や生の声をおりまぜて、このマリ共和国を含むアフリカの国々が抱えている問題を描いています。
世界銀行やIMF(国際通貨基金)による構造調整政策の影響により、国からの農業などに対しての補助金が廃止され、病院や教育などの公共の施設で働く人々すら大幅な人員削減にあい、市民は貧困の一途をたどるばかり。 そんな状況に追い込まれたマリの市民たちが、IMFや世界銀行に対して市民告訴裁判を行い、この国際機関がいかに市民たちを貧困の危機に陥れているかを訴えていく。その訴える声(証言)は、脚本で示されたものではなく、実にそこで生活する人々の生の声であるといいます。 |
そしてその裁判は、あるカップル(バーで歌手をしている妻 Mele 、失業中の夫 Chaca )が住むアパートの庭先が、間に合わせの法廷とされて行われているのです。
緊迫の中進められていく裁判が、ごく日常的な庶民の生活の中で繰り広げられていくのです。
そして、そのアパートに住む若いカップルは今破局寸前にあり、その裁判に耳を傾ける余裕すらなく、その他の市民たちもその裁判のすぐ傍らでふだんの生活を日常的にに送る中、真剣に耳を傾ける人もあれば、無関心を装う人も・・・。
裁判での証言のリアルな声と、その一方で人々の日常の日常すぎる生活の様子が、妙に現実的であるように感じました。決して派手さはないけれど、かなり印象に残る映画でした。